会話するために必要な音変化をご紹介いたします。
step
2連音化(れんおんか)
前と後ろの音が繋がり、続けて発音されることを連音化と言います。リエゾンとも言われます。
内容1
発音する時、パッチムの音は「ㅇ」に移る。
t(ㅌ,ㅈ,ㅊ,ㅅ,ㅆ)の音を発するパッチムは注意!
tの発音のまま連音化 | 子音の音で発音 |
맛없다 [마덥따] マドpタ:不味い | 맛있다 [마싣따] マシッタ:美味しい |
몇 월 [며둴] ミョドl:何月 | 몇 일 [며칠] ミョチl:何日 |
その他注意点は違う音変化で詳しく説明しております。
한국어(hangugo)のように、パッチムの音が「ㅇ」に移ったとき、濁音【1.有声音化】になるものもあります。
また、パッチムがㅎのときは「ㅇ」に移りません。【6.無音化】に出てきます。
合成語のとき「ㅇ」にㄴが挿入される場合があります。【10.ㄴ挿入】に出てきます。
内容2
パッチムが2つある時は、右のパッチムが移ります。
内容3
「〜が、〜は、〜を」などの助詞や指定詞に「ㅇ」が来る時も連音化になります。
당신은 재미있어요. あなたは面白いです。
内容4
活用する(←です、ますに言いかえる)時も連音化になります。
웃다:笑う → 웃어요:笑います
앉다:座る → 앉아요:座ります
パッチムㅄの後ろに 「ㅇ」が来る場合は、ㅅ がㅆの発音になります。【7.濃音化】の分類です。
값이 → 発音[갑씨] :値段が 없어요 → 発音[업써요] :ないです
内容5
ちなみに、パッチムが「ㅇ」のときは直後に「ㅇ」があっても連音化しません。
【例】영어 :英語
まとめ
連音化とは発音がつながること。
韓国語で連音化が起こる時は、パッチムの次にㅇが来た時。
なぜこのような音変化が起こるか
連音化した方が圧倒的に発音しやすくなるから。
※このブログで記載しているローマ字表記は、日本人にとってわかりやすい表記にするため(口の動きを元にした『覚えやすい反切表』に記載した通り)、2000年7月大韓民国文化観光部制定の「국어의 로마자 표기법(国語のローマ字表記法)」表記とは少し異なります。