ハングル表とは?
ハングル表とは、韓国語の文字(ハングル)の一覧表
ハングル表は、日本語で言う『あいうえお一覧表』のようなもの。韓国語の文字を学ぶ上で不可欠なツールです。このページでは、初心者でも簡単にハングルを学べるように、覚えやすいハングル表を提供しています。
「ハングル表」は韓国語で「 반절표(パnジョlピョ)/ 反切表(はんせつひょう)」と言います。
ダウンロード可能なハングル表
当サイトからは、無料でダウンロード可能なハングル表を提供しています。このPDF形式のハングル表は、いつでもどこでも韓国語の学習ができるように設計されています。
便利な使い方
縦・横にそれぞれ折り線が入っており、それに沿って4つ折りにするとポケットサイズになります!
※プリンターの設定や機種によっては真ん中の線にズレが生じる場合があります。
「ハングル&発音表」の販売
進化を重ねた「ハングル&発音表」登場!
これ一枚で、ハングル本一冊分の基礎がぎゅっと詰まってます!
①メルカリ
メルカリにて
※在庫がなくなり次第終了!販売期間は未定です。
②SUZURI
特殊で頑丈な用紙「吸着ターポリン(ポリエステル、塩化ビニル 他)」をご希望の場合は、SUZURIから!
動画でハングルの発音を確認!
ハングル表を活用した学習法
ハングル表を使った効果的な学習方法を紹介します。このセクションでは、ハングルの基本から応用まで、段階的に学べるようにガイドしています。
※覚えやすい反切表やこのブログで記載しているローマ字表記は、日本人にとってわかりやすい表記にするため、2000年7月大韓民国文化観光部制定の「국어의 로마자 표기법(国語のローマ字表記法)」表記とは少し異なります。
『覚えやすい反切表』の見方&使い方
1.まずは母音10個から!
表のこの部分を読んで音を確認します。
母音で一番重要なのは、ズバリ!「口の開け方」です。
1.口を縦に開けてそれぞれ発音。【アの口】
「아:ア」「야:ヤ」「어:オ」「여:ヨ」
※横に二本線があればyが入ります。
2.口を前に突き出してそれぞれ発音。【ウの口】
「오:オ」「요:ヨ」「우:ウ」「유:ユ」
※縦に二本線があればyが入ります。
3.口を横に広げてそれぞれ発音。【イの口】
「으:ウ」「이:イ」
※【イの口】の形で「으:ウ」の発音は難しいので、下記の動画で確認してみてください。
※母音は口の広げ方が重要です!
ITPlayerさんのYoutubeにて
ハングル勉強したての時に、この動画にはとてもお世話になりました。ありがとうございます!!
※口の開け方に対しての注意点
大きな声で発音するときは動画のように「ア」と口を大きく縦に開けますが、小さな声で話すときは、ここまで口を縦に開けなくて大丈夫です。日本語でも小さな声で「ア」とささやくときはこんなに開けないですよね。それと同じで声の音量に合わせてそれぞれの口の動きを調節してみてください。
小さく発音しても母音の口の動きはそれぞれ異なっています。
2.子音(平音)9個+(激音)1個
↑表のこの部分が子音です。
子音は口の動きではなく、ローマ字を覚えます。
↓左のイメージと共に覚えると早いです。
※9「ㅈ」について 『覚えやすいハングル表』のㅈの発音は、[ch]ではなく[th]で記載しております。
※「ㄱㄷㅂㅈ」について
ㄱㄷㅂㅈは、この後出てくる激音や濃音の他に、音変化などでもよく出てくるので、『ㄱㄷㅂㅈ(カタパチャ)』と覚えておいたら思い出しやすいです。
ちなみに、この4種類のみ、語頭に来る時は濁らなくて、語頭以外(2番目以降)は濁音をつけて発音します。
例)가구(カグ)【意味:家具】
↓↓↓↓↓
(1)母音と(2)子音がわかるようになったら、後は組み合わせて発音するだけです。
下記の部分、組み合わせて読んでみましょう!下の画像が見にくい場合は→①ハングル反切表A4
↑進歩確認のため、左下の覚えたところに丸をしていただけます。
3.子音(激音)4個+(濃音)5個
次は子音の激音と濃音です。
激音は2で覚えた子音ㄱㄷㅂㅈ(カタパチャ)に
一本線を足すだけ。
濃音はㄱㄷㅂㅈㅅを二つ書くだけ。
でもここで注意しなければいけないことがあります。
それは、『息の出し方』です。↓
激音の注意点
激音は、瞬時に息を強く出します。和田アキ子さんが「あの頃は!ハッ!」と歌うときみたいにお腹から強く息をだすイメージです。
そのことを頭に入れて下記の文章を読んで見てください。Let's!練習⇩
카(kha)カッ
타(tha)タッ
파(pha)パッ
차(cha)チャッ
息を前に強く出す感覚です。口の前に手のひらを当てて出した息が手に当たっていたらOKです。
ㅎも激音の分類ですが、ここではまだ他の激音のように息の強さは気にしなくて良いです。会話では激音になったり無音化したり、音変化が多い子音になりますので詳しくは音変化にてご紹介しています。
濃音の注意点
濃音は、空気を喉に一旦溜めてから一気に高い声で上に放出する感じです。息を出すときに強くすると激音になってしまうので強く出さないでください。(一旦、先ほどの和田アキ子さんを忘れて、高い声を上に出す感じで。)
そのことを頭に入れて下記の文章を順番に読んでみてください。Let's!練習⇩
까:(喉に息溜めて〜)ッカ
따:(喉に息溜めて〜)ッタ
빠:(喉に息溜めて〜)ッパ
싸:(喉に息溜めて〜)ッサ
짜:(喉に息溜めて〜)ッチャ
【例】짜장면:ジャージャー麺
Youtubeでペクジョンウォンさんのッチャジャンミョンの発音を参考にしてみてください。「백종원의 홈메이드 짜장 만들기」ちなみにペクジョンウォンさんは、他にもレシピ(韓国料理)をたくさん紹介されています。←韓国人男性と結婚された日本人主婦の方に教えてもらいました。
※日本語を交えた発音練習はこちら
練習例까:うっかり → うっか → っか
練習例따:かったる → かった → った
練習例빠:やっぱり → やっぱ → っぱ
練習例싸:さっさと→ さっさ → っさ
練習例짜:まっちゃ → っちゃ
4.次は二重母音!
表のこの部分は、次の二重母音10個を覚えたら全部読めるようになります。
口の動きに気をつけて、二重母音の発音を確認。
1.口を横に広げてそれぞれ発音。【イの口】
「애:エ」「얘:イェ」「에:エ」「예:イェ」
애と에の発音はほとんど違いがありません。
ハングルを書くときは
아이(アイ)の애(エ)
어이(オイ)の에(エ)
と表されることがあります。
※얘と예の発音もほとんど違いがありません。
※ㅖ(ye)はㅇの子音以外とくっつくとㅖ(ye)ではなくㅖ(e)の発音になります。
【例】녜(ne)...
2.口を前に突き出してそれぞれ発音。【ウの口からそれぞれ変化】
「와:ワ」「왜:ウェ」「외:ウェ」「워:ウォ」「웨:ウェ」「위:ウィ」
「」は[oe]と記載していますが、子音ㅇとくっつく時(외)は[オェ]ではなく[ウェ]です。
3.口を横に広げて[ウィ]と発音。【イの口】
※子音のㅇが来る「의」のみ注意!의が語頭に来る時 は[ウィ]、 語頭以外は[イ]と発音します。
【例】의자 [ウィジャ]:椅子、회의 [フェイ]:会議
※注意 助詞「〜の」に当たる〜 의は、[ エ ]と発音します。
【例】나의 집[ナエ チp]:私の家
二重母音と子音の組み合わせは実際には使わないものもたくさんありますので、全部を完璧に覚えなくてOK!
こまでできたら、反切表マスター!よくここまで読んでくださいました。ブラボーです!パチパチパチ(拍手)
5.ハングルの構成
ハングルが読めるようになったら次は書けるようになるために、ハングルの構成を学びます。
ハングルの構成は下記のように2種類あります。
(1)子音と母音の組み合わせ
例)너,노
(2)子音と母音とパッチムの組み合わせ(下記の画像参照)
プチ知識として、2つの動詞を覚えましょう!
6.パッチムの発音練習
パッチムは子音と同じ音ですが、パッチムになると発音の仕方が少し異なります。
ですが、ここをみて練習すればすぐマスターできます。
赤のところだけ発音してみると、喉で音が止まるような感じで発音できたらOK!その他も唇・舌・喉のどこかで止まるのを感じて同じように練習します。
※パッチムに「ㅌ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ,ㅎ」の子音がきた時もㄷ[t]の音になります。
このブログのルビについて
ハングルをカタカナで覚えてしまうと日本人の発音になってしまうのでなるべく日本語のルビをふらないようにしたいのですが、
本格的に勉強していない人も読んでくださるかもしれないのでカタカナでルビを表記していることが多々あります。
ですが、パッチムだけはカタカナで表現できないので英語でルビを表記しています。
ㄱは、k
ㄱパッチムの発音は、「さっか( sakka)」←この喉を詰らせて言う「っ」の音が[k]の音です。
※パッチムに「ㅋ,ㄲ」の子音がきた時もㄱ[k]の音になります。
ㄹは、l(小文字のエル)
ㄹパッチムの発音は、舌が少し丸まって上につく音が[l]の音です。
※PC表示ではl(エルの小文字)が、I(アイの大文字)と同じで分かりづらいかなと思い、ㄹパッチムのルビを時々rで記載しているページもあります。
ㅂは、p
ㅂパッチムの発音は、「さっぷ( sappu)」←唇を閉じて言う「っ」の音が[p]の音です。
※パッチムに「ㅍ」の子音がきた時もㅂ[p]の音になります。
ㄷは、t
ㄷパッチムの発音は、「かった( katta)」←この上歯の裏に舌がついた時の「っ」の音が[t]の音です。
※パッチムに「ㅌ,ㅅ,ㅆ,ㅈ,ㅊ,ㅎ」の子音がきた時もㄷ[t]の音になります。
鼻音のパッチム
ㄴは、n
ㄴパッチムは、「かんな( kanna)」←この上歯の裏に舌がついた時の「ん」の音が鼻音[n]の音です。
ㅁは、m
ㅁパッチムは、「さんま(samma)」←唇は閉じて「ん」と発音する部分が[m]の音です。
ㅇは、ng
ㅇパッチムは、「がんぐ(gangu)」←この喉から鼻に空気が抜けるような「ん」の音が[ng]の音です。
ほんこん(Hongkong)の「ん」の音も[ng]の音です。
パッチムは、唇・舌・喉のどこかで止まることが確認できたらここではOKです!
パッチムが2つあるときがありますが、その時は上記の便利な覚え方を頭に入れておくと便利です。
※会話には音変化があり、必ずこれに当てはまるわけではありませんのでその都度覚えることをオススメします。
7.子音の名称
韓国人の先生から教わるときには必ず耳にするので覚えておいた方が便利ですが、習う予定がなければ覚えなくてもOK!でも、表の一番下に記載している規則に沿って覚えれば、一気に覚えられます。
※濃音の名称にある「쌍(ッサng)」は、「双」とか「ペア(組み)」という意味があります。濃音は同じ子音が二つあるので名称の前に쌍がつきます。
「쌍」が使われる単語
쌍커풀(ッサngコップl):二重
쌍둥이(ッサngドゥngイ):双子
8.書く練習
ここまででハングルの全てをこの一枚から学ばれたかと思いますので、書いて練習してみましょう!
※PCや本などでは書体(フォント)による違いがあると思いますが、書くときはどちらでも大丈夫です。
自分の名前をハングルで書く場合は、下記のページを参考にしてみてください^^
-
参考韓国語で名前を書いてみよう!日本語のハングル表記一覧
お気に入りに入れる ハングルで自分の名前を書こう!日本語をハングルで書く時は、その音のまま書けば良いのですが、色々とややこしいことも出てきます。韓国語にはない日本語の発音もありますので、ぜひ注意点も一 ...
続きを見る
下記のドリルなどでも楽しくハングルを書く練習ができるのでオススメです。
日本語の「あいうえお」からハングルを覚えたい方は、こちら!
まとめ
ハングル表は、韓国語学習の第一歩として非常に重要です。当サイトのハングル表を活用して、楽しく効率的に韓国語を学びましょう。