ㄱから学ぶ韓国語のことわざ
このページでは、ㄱから始まる韓国語のことわざをハングル文字ごとに丁寧に分類し、それぞれを紹介しています。ただのことわざ集とは一線を画し、各ことわざにはその意味をより深く理解しやすくするためのインパクトあるイラストを添えています。また、日本語訳も併記しており、ことわざを通じて韓国語の表現をより豊かに、そして楽しく学びましょう!
目次
1. 가
가까운 길은 버리고 먼 길로 간다
近い道は捨てて遠い道に行く
가는 말이 고와야 오는 말이 곱다
去る言葉が美しければ、来る言葉も美しい(=他人を尊重し、礼儀正しく振る舞うこと)
가재는 게 편이다
ザリガニは蟹の側にいる(=人々は似たような境遇や性質を持つ者同士で集まりやすい)
가루 팔러 가니 바람 불고, 소금 팔러 가니 비가 온다
粉売りに行くと風が吹き、塩売りに行くと雨が降る。
가루는 칠수록 고와지고, 말은 할수록 거칠어진다
粉は挽くほど細かくなり、言葉はしゃべるほど粗くなる。(=口は災いの元。)
가문 덕에 대접 받는다
家門(かもん)の徳によって待遇を受ける(=地位がその人の社会的な扱いや評価に大きく影響を与える)
가까운 이웃이 먼 친척보다 낫다
近い隣人が遠い親戚より良い
가지 많은 나무 바람 잘 날 없다
枝が多い木は風が休む日はない。(=子供の多い親は心配事が絶えない。)
가랑비에 옷 젖는 줄 모른다
小雨に服が濡れるのを知らない。(=小さいことが大事に至る。)
가랑잎이 솔잎더러 바스락거린다고 한다
落ち葉が松葉に向かってカサカサ音がするという。(=自分の欠点を棚に上げ他人の欠点を非難する)
가는 날이 장날이다
行く日が市の日だ(=思いもよらない出来事に出くわす事)
가뭄에 콩 나듯
かんばつ(照り続き)に豆が生えるように。(=非常に珍しい)
가지 많은 나무에 바람 잘 날 없다
枝が多い木には風の穏やかな日がない(=多くの責任や仕事を持っている人は、問題や困難に直面することが多い)
가는 정이 있어야 오는 정이 있다
行く愛情があれば、来る愛情がある(=他人に対して思いやりや愛情を示すことの重要性)
2. 간
간에 붙었다 쓸개에 붙었다 한다
肝臓にくっついたり、胆のうにくっついたりする。(=一貫した行動基準を持たない、節操がない)
간에 기별도 안 간다
肝臓にお便りが行かない。(=食べた気がしない。)
갈
갈수록 태산
一難去ってまた一難。
3. 감
감 놓아라 배 놓아라
柿を置け、梨を置け(=どちらを選んでも大差ない)
감나무 밑에서 홍시 떨어지기만 바란다
柿の木の下で熟した柿が落ちてくることだけ願う。
4. 강
강아지 똥은 똥이 아닌가
犬のフンはフンじゃないのか。(=多かれ少なかれ)
강물도 쓰면 준다
川の水も使えば減る。(=物を大事に使いなさい。)
강 건너 불구경하듯 한다
川向こうの火事見物
5. 같
같은 값이면 다홍치마
同じ値段なら赤いスカート(=同じ値段なら良い物を)
6. 개
개같이 벌어서 정승처럼 쓴다
犬のように稼いで、首相のように使う(=一生懸命働いて稼いだお金を贅沢に使ってしまう人のこと)
개천에서 용 난다
ドブから龍が出る(=貧乏家系から立派な人物が出る。)
개구리도 웅크려야 뛴다
カエルもしゃがんでから飛ぶ(=備えあれば憂いなし)
개발에 편자
犬の足に蹄鉄(ていてつ)=身の丈に合わない格好をする
개도 닷새가 되면 주인을 알아본다
犬も五日経てば主人がわかる(=受けた恩を忘れてはいけない)
개도 나갈 구멍을 보고 쫓아라
犬も出ていく穴を見て追え(=相手を窮地まで追い込むな)
개 눈에는 똥만 보인다
犬の目にはウンチだけ見える(=興味のあることにだけ目がいく)
개구리 올챙이 적 생각 못 한다
カエルはオタマジャクシの頃を忘れる(=初心忘れるべからず)
개밥에 도토리
犬の食事にどんぐり(=場違い・無関係)
개똥도 약에 쓰려면 귀하다
犬の糞も薬に使おうとすれば希少だ。(=どんなにつまらない物でもいざ求めようとするとなかなか見つからない。)
개 팔자가 상팔자
犬の運が幸運(=犬の人生がうらやましい)
개버릇 남 못준다
犬の癖は他人に渡せない(=癖や習慣は容易に変えることができない)
7. 거
거지도 꿈에는 왕노릇 한다
物乞いも夢では支配する(=夢の中では思い通りになる)
거짓말도 하나의 방편
嘘も一つの手段
8. 겁
겁 많은 개가 큰 소리로 짖는다
臆病な犬が大きな声で吠える(=怖がりな人ほど大声を出す)
9. 겉
겉 다르고 속 다르다
表と裏が異なる(=裏表がある)
10. 고
고인물은 썩는다
溜まった水は腐る(=停滞して動かないものや状況は時間が経つにつれて悪化する)
고양이 목에 방울단다
猫の首に鈴をつける(=無駄な議論)
고기 보고 기뻐만 말고 가서 그물을 떠라
魚を見て喜んでいないで行って網をかけろ(=まず準備をしなさい)
고래 싸움에 새우 등 터진다
鯨の戦いにエビの背中がやぶれる(=強いものの争いに巻き添えを食らう)
고생 끝에 낙이 온다
苦労の末に楽が来る
고양이 세수하듯 한다
猫が顔を洗うようにする(=適当にする)
고양이 쥐 생각한다
猫がネズミを思う(=相手を心配しているかのように振舞う)
고양이한테 생선 가게를 맡기다
猫に魚を預ける(=盗人に鍵を預ける)
고슴도치도 제 새끼는 함함하다고 한다
ハリネズミも自分の子どもは毛が柔らかいと言う(=どんなに出来が悪くても自分の子どもはかわいい)
11. 공
공든 탑이 무너지랴
努力して積み上げた塔が崩れるだろうか(=一生懸命に努力して築き上げたものは簡単には失われない)
공자 앞에서 문자 쓴다
孔子の前で文字を書く(=専門家やその分野の権威の前で自分の知識を披露しようとする愚かさ)
공짜보다 비싼 것은 없다
無料よりも高いものはない
12. 과
과부 설움은 홀아비가 안다
寡婦の苦しみは独り身の男が知っている(=同じような苦しみや経験を共有する人々だけが真に理解できる)
13. 구
구두장이 셋이 모이면 제갈량보다 낫다
靴職人が三人集まれば諸葛亮よりも優れている(=専門分野の普通の人々が集まれば、一人の天才よりも優れたアイデアや解決策を出すことができる)
구르는 돌에는 이끼가 끼지 않는다
転ぶ石には苔が生えない(=努力する人だけが進歩する)
구관이 명관이다
旧官が名官だ(=古い管理者は名管理者である)
구슬이 서 말이라도 꿰어야 보배
ビーズが千個あっても、それを糸でつながなければ宝物にはならない(=適切に使わなければその価値を生かせない)
구더기 무서워 장 못 담글까
蛆(ウジ虫)が怖くて醤油を漬けられないだろうか=小さなリスクや困難を恐れて、大きなことを成し遂げようとしないのは良くない
구부러진 송곳
曲がった錐(きり)=役に立たない
14. 굴
굴러 온 돌이 박힌 돌 뺀다
転んできた石が挟まってた石を取る(=新しい者が古い者の地位を奪う)
굴러들어 온 복을 걷어차다
転がってきた福を蹴飛ばす
15. 굿
굿이나 보고 떡이나 먹다
祭りを見て餅を食べる(=本来の目的ではないことに夢中になってしまう)
16. 귀
귀는 크게 열고 입은 작게 열랬다
耳は大きく開き口は小さく開こうと言った(=人の話はたくさん聞いて自分はあまり話さないようにしよう)
귀신이 곡할 노릇이다
鬼神が哭(こく)する=非常に不思議だ
귀에 걸면 귀걸이, 코에 걸면 코걸이
耳にかければ耳輪、鼻にかければ鼻輪(=どちらにも取れる)
귀한 자식 매 한 대 더 때린다
かわいい子は鞭(むち)でもう一回叩く(=かわいい子には旅をさせよ)
귀신 씻나락 까먹는 소리를 하다
幽霊が稲の皮を剥いて食べる音をする(=非常に静か)
17. 금
금강산도 식후경
金剛山も食事の後の景色(=花より団子)
굼벵이도 구르는 재주가 있다
どんな人にも一つくらいの得意なことがある。
18. 급
급할수록 돌아가라
急ぐほどに回り道をしなさい
급하게 먹는 밥이 체한다
急いで食べるご飯は消化不良を引き起こす
급히 먹는 밥이 목이 멘다
急いで食べるご飯はのどに詰まる(=急せいては事を仕損しそんじる。)
19. 기
기대가 크면 실망도 크다
期待が大きければ失望も大きい
20. 길
길로 가라니까 산으로 간다
道に行けと言ったら山に行く(=無駄な努力)
길고 짧은 것은 대봐야 안다
長いものと短いものは比べてみなければわからない
길고 짧은 것은 대보아야 안다
長いか短いかは測ってからわかる(=やってみればわかる)
21. 까
까마귀 날자 배 떨어진다
カラスが飛び立つや梨が落ちる(=思わぬ疑いをかけられること)
까마귀 검기로 속도 검을까
カラスが黒いと心も黒いのか(=人は見かけによらない)
22. 꼬
꼬리가 길면 밟힌다
しっぽが長ければ踏まれる(=悪事を続けると見つかるものだ)
23. 꽃
꽃이 좋아야 나비가 모인다
花が綺麗だからこそ蝶が集まる
24. 꾸
꾸어다 놓은 보릿자루
借りてきた大麦の袋(=ひとりぼっち)
25. 꿀
꿀 먹은 벙어리
蜂蜜を食べた哑巴(べんおり)=何か良い出来事があったにも関わらず、それを誰にも話せない
26. 꿈
꿈보다 해몽이 좋다
夢より夢占いが良い(=プラス思考)
27. 꿩
꿩 먹고 알 먹는다
キジを食べて、卵も食べる(=一石二鳥)
꿩 대신 닭
キジの代わりに鶏(=似たものでまかなう)