目次
1.イントロダクション
こんにちは、皆さん！今日はちょっとしたきっかけから気になり始めた話題をご紹介します。先日、韓国に留学している友人と話していて、韓国のアパートでのゴミ分別が10年前に比べて格段に厳しくなっていることを知りました。
詳しく調べてみたところ、韓国の生ごみリサイクル率は世界に誇れるレベルに達していることが分かりました。この記事では、韓国がどのようにしてこのレベルに至ったのか、その背景や理由についてお話ししたいと思います。では、一緒に韓国のリサイクル事情について深掘りしてみましょう！
2. 韓国のリサイクル事情
2-1. 韓国のリサイクル率が高い理由
韓国のリサイクル率が世界的に見ても高いのには、国が進める環境政策と国民の高い意識が大きく関わっています。特に、1995年に始まった「体積課金制度」は、リサイクルを推進する大きな転換点となりました。
2-2. 韓国のごみ分別とコンポスト化の推進
初期の取り組み
1995年の体積課金制度の導入は、韓国の廃棄物管理における重要な転換点でした。しかし、その当時は主に一般ごみの減量化とリサイクル促進に焦点が当てられ、生ごみの分別や処理はそれほど厳格ではありませんでした。
生ごみのコンポスト化を義務化
韓国における生ごみ処理改善は、2005年に「生ごみ直接埋立禁止法」の制定により始まりました。この法律は、生ごみの埋立処分を禁止し、分別排出義務を国民に課しました。さらに、2013年に生ごみのコンポスト化が義務化され、専用の生分解性の袋を購入し、そこに入れて処分するようになりました。
この義務化により、家庭や事業所から排出される生ごみは、適切に処理されるようになり、環境保護と資源循環に寄与しています。
コンポストとは？
コンポストとは、有機性廃棄物（生ゴミや庭の葉など）を自然分解させて作る有機肥料のことです。微生物の作用により、これらの廃棄物は土や肥料に変わり、農業や園芸に再利用されます。このプロセスは、廃棄物の量を減らし、土壌を豊かにするなど、環境にも役立ちます。
このように、韓国では地域社会における自給自足を促進し、ゴミの減量化と肥料としての再利用が進んでいます。
2-3.韓国 生ゴミリサイクルの現状
2021年時点で、食品廃棄物に関するリサイクル率は95％だそうです。
3. 生ゴミ処理の具体的方法
3-1. 家庭での分別方法
家庭での生ゴミ処理は、野菜の皮や残飯など、生分解性のあるものだけをまとめて生ゴミ専用の袋に入れてます。液体が出ないように、水分をよく切ってから袋に入れます。
液体を生ごみに混ぜない理由は、実は重量による課金も大きく関係しています。韓国では「体積課金制度」により、生ごみの量に応じて料金が課されるため、重たい液体を含むと課金額が増える可能性があります。また、液体が混ざると腐敗や悪臭が生じやすく、処理の効率も下がるため、できるだけ液体は分けて処理するのが望ましいとされています。このように、コスト削減と衛生面の両方から、生ごみに液体を混ぜない方が良いとされています。
そして、袋はしっかり閉じて、臭いや虫の発生を防ぎましょう。
家庭では、液体を切る、容器に入れて密閉するなど、臭いや腐敗を防ぐ工夫も重要です。
3-2. コンポスト化のプロセス
集められた生ゴミは、専門施設で発酵させて肥料に変えられます。このプロセスは環境負荷を減らすだけでなく、農業資源としての価値も生み出しています。
3-3. 地域ごとの取り組み
地域によっては、コミュニティ主導で小規模なコンポストプロジェクトを実施しているところもあり、リサイクルの地域差も見られます。
4. まとめ
韓国での生ゴミリサイクル事情についての紹介、いかがでしたか？1995年の「体積課金制度」導入から、生ゴミをコンポスト化するまで、韓国ではエコ意識が驚くほど高まっています。地域ごとにもユニークな取り組みがあり、リサイクルに対する国民の意識の高さがうかがえますね。留学生のみなさんも、この流れに乗って、ちょっとしたエコ活動を始めてみてはどうでしょう？日々の小さな行動が大きな違いを生むことを、この記事を通じて感じていただけたら幸いです。次の記事でまたお会いしましょう！환경을 위해 파이팅！
